この三ヶ月感、嫌と言う程求人紙を眺めていました。正しくは眺めさせられていました。
訓練学校と言う所は無償で授業を受けさせてくれるのが本来の姿ではないように思います。「職業」と言う言葉が付いて「職業訓練学校」と呼ばれる訓練学校の制度は、大人たちに学生生活を味合わせてあげるために存在しているものではない。社会に役立つと言われる資格の授業はおまけみたいなもので、本来は就活をさせまくって数打ちゃ当たるが如く面接を受けさせに行く。それが「就職訓練学校」と言う場所でした。しかし三ヶ月の訓練を終えて、実際に就職が決まったのは20人中、3、4人程度でした。そもそも年齢的にも若くない大人達が20人も居て、全員が全員見事に就職出来るだなんて今のご時世では有り得ないのは目に見えています。
ボケっと授業を受けて、でも履歴書に表記出来る資格を一つも持っていなかったわたしは取り敢えずパソコンに関する資格だけは取得しようと頑張ることにしました。一旦取得するとそれで満足してしまい、後は上辺だけでも取り繕って就職活動をしようと求人サイトを見ては面接に申し込んで見たりと、面倒くさがりの自分にしてはよく頑張っていた方だと思います。2社程面接を受けて派遣会社にも登録してみました。そんな中、求人広告で見掛けた看護師助手の仕事に興味を持ち、電話をして説明会にも出てみることにしました。その時何故かそのまま軽く面接を受けてあっさりと決まってしまいました。こういった経緯で、看護師の世界など知らないわたしは病院へ務める事になりました。不安はたくさんありますが、看護助手として働けば看護師としての可能性が開けてくるかもしれないので、プラスに考えて頑張りたいと思います。超高齢化社会と騒がれる今、看護師の求人の需要はぐんぐん上がっていますしね。